30余年、幼少期に美味しんぼを見てからスッポンって
なんて美味そうなんだと思いながら、食す機会がまったくなく。
そのうち、どうせ食べるなら、最高峰を一発目にもっていきたい。
そんな思いを秘めながら、とうとうやってきました。
京都は大市さん。
創業340年。
とんでもない歴史です。
この風格ある門構え。
いろいろ外観を写真で撮っていたら、お店の方におこしやす的な感じで声をかけられてしまった。
案内されて個室へ通されます。
基本、すべて個室な模様。
畳の部屋にテーブルで食すスタイル。
昔の美味しんぼの記憶で正座スタイルかと思っていた。
テーブルの方が楽は楽ですよね。
すでに前菜?が準備されている。
ちなみにこの布巾は帰りにいただくことができます。
いざ、御開帳。
先付:すっぽん肉のしぐれ煮。
スッポンと初接触。
うまい。
が、なんとも形容しがたい。
なんか、その他の食材で近いものってあるのか?
スッポンはスッポン味だよ。
としか言えない味。
ただし、めちゃくちゃ旨い。
メニュー。
川端康成の小説にも出てくるらしい。歴史。
スッポンの旨さの衝撃でちょっと忘れてたけど、ビール。
本料理の○鍋見参。
お店の方に作ってもらって、よそっていただきます。
イタレリツクセリ。
動画でも。
ぐっつぐつです。
美味しんぼでもおなじみ、コークスによる調理法は大市さんの代名詞だそうな。
まずはスープから。
うめぇぇぇえぇぇぇえ(最 ̄▽ ̄高)
スッポンの出汁と生姜が相まってめちゃくちゃうまい。
水炊きのスープ飲む件も好きなんですが、これはちょっと超えたかも。
舌の味蕾がすべて花開く。
スッポンの身。
どこがどこだかは全くわかりませんが、身離れがいいというか
骨?軟骨?のような食べられないところから、身がホロホロと崩れて食べやすい。
そしてしっかり「スッポンの味」がする。
2杯くらい食べて、終わってしまったんですが、案ずるなかれ
もう一回同じ鍋が来るとのこと。
日本酒(熱燗)を発注。ほぼ夏だけど。
予習したブログにスープに日本酒を入れて味変すると旨い。
と書いてあったので忠実に実行。
スープ単体のときの、スッポン出汁と生姜がガツンではなく、
より深みが出て巧妙な味。おもしろい。
2杯目行きます。
こう見るとめちゃグロいですが、2杯目もしっかりうまい。
そして〆の雑炊ゾーンへ。
この卵の色よ。
雑炊も作っていただきます。
いや、うますぎるな。
意外とすっぽんだけでもお腹一杯になりつつあったんだけど、全然いけた。
まる鍋雑炊×京の漬け物=無限
もはやスッポンではなく、雑炊を食べに来たのではないかと思うほど。
おこげもしっかり頂きました。
終盤は自分でよそって食べてたんだけど、強くよそうと鍋が割れちゃうらしい。
デザートのスイカで〆。
340年の歴史、恐るべし。
そして、はじめてのスッポンをこのお店で頂いたことはめちゃくちゃ贅沢だなと。
お土産もあります。
養素とスッポンコンソメスープの大市を購入。
ちなみに京都駅のお土産屋さんでも一部は買えるぽかったです。
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