福岡のお気に入りなお寿司屋さん、鮨仙八さん。個人的には福岡に行く目的のひとつと言っても過言ではない。
そう言えば、夏は行ったことなかったなと思い、予約したものの、去年しっかり行ってて自分の記憶力のなさに驚愕。

行ってなかったのは秋だったので、この秋再度訪れたいと、行く前から決意。

今回は20:30〜の回で、6名。そして日本人はわたくし1人というインバウンドを感じられずにはいられない。




メニューにワインボトルが増えている。発注したい気もあるが、今回はソロなので控えます。

生ビールで乾杯。
当然のごとくサウナ後なので、ウマすぎる。
太刀魚の刺身のゴーヤ酢味噌和え

去年も頂いた太刀魚の刺身をゴーヤの酢味噌で。
ゴーヤの酢味噌ってはじめて。ゴーヤの苦みと酢味噌の酸味、甘み、塩味が合わさりながら、太刀魚の旨味が相乗効果を産んでいる。いきなりうまい。
ニシンのバルサミコ酢がけ

ニシンの焼き物に、こちらも珍しいバルサミコ酢をかけたもの。ニシンの旨味と後からバルサミコ酢の酸味が追っかけてきて1口で2度美味しい感。
この辺の未知との遭遇感もこのお店が好きな理由。
とここですでにビール終了。

日本酒を頂きます。もはやおなじみ?産土 山田錦 五農醸。フレッシュ!
メイタガレイの焼き物

打って変わってどストレートな焼き物。メイタガレイ。酒粕を使っていたはず。ちと記憶が。
風味がとても良いです。うまい。
鱚の天ぷら


仙八さんでは初めての天ぷら。鱚の天ぷらの上に鮎のうるかの塩辛を乗せて。
鱚のほっこりした食感と淡白な旨味にうるかの塩辛の塩味と苦みが加わって格別に美味しい。
カサゴの酒蒸し

椀物的にカサゴの酒蒸し。出汁をカサゴの骨からとっているとのこと。すっきり淡い味わいながらも奥にぐっと旨味が詰まっている。
カサゴ自体もほろっと崩れて食べやすさもあり、カサゴの旨味を感じられて美味しい。
最後はお椀ごと飲み干す一杯をキメる。
メヒカリとタコ

こちらもシンプルにメヒカリの焼き物とタコの煮たもの。
メヒカリは頭からガブッと。旨味、苦みのバランスが良くて、身がめちゃふっくら。食感もナイス。タコの方はあえて、硬めに煮ているとのこと。確かにちょい硬めも、噛むほどにタコの旨味を感じられてGOOD


日本酒も切り替え。
亀萬 九号酵母。柔らかい!

そして握りスタンバイ。
縞鯵


初手は夏らしく縞鯵から。上品な旨味。幸先良し。
ビワマスの玉ねぎ醤油漬け


過去3回、鰆の玉ねぎ醤油漬けを頂いてきましたが(初めて食べたときに感動したので、2024年に感動した一皿にもチョイス)、今回はビワマスにて。ねっとりとした食感にビワマスと玉ねぎの甘みが合わさって美味。

赤身


まぐろ赤身。爽やかながら力強い。
中トロ


爽やかさ力強さそのままに、トロの旨味が加わって美味。
小肌


一転、シンプルに小肌。シンプルだからこそうまいのお手本。
アオリイカ


アオリイカ。
叩いてあるので、イカとは思えない柔らかさ。そして甘みはガッツリ引き出されている。
レンコ鯛


レンコダイ。
和名は黄鯛だそうで。初めて食べたかも。皮の下にしっかり脂がのっていて、香りが良いです。

日本酒も切り替え。
山の壽の純米辛口(福岡)
鯵


鯵。
個人的にはこの日一番だったかも。小肌同様シンプルなんだけど味の深みがすごかった。
つぶ貝


つぶ貝。
無類の貝好きにはたまらん。香りがめちゃ良い。
赤うに


赤うに。
広島でも食べたけど

濃厚さがすごい。激ウマ。思い出して食べたくなる味。
お椀

ここでお椀。出汁が沁みる。ほぼ一気飲み。
とこぶしのリゾット


定番のスペシャリテ。
とこぶしの食感と相変わらず肝のソースが絶品。そこにらっきょうの酸味が加わり得も言えない。
穴子


握りの締めは穴子。いわゆるとろっとろの感じではなく、とろけるもしっかり食べ応えがある旨さ。
玉子焼き


最後は玉子焼き。
ふわふわではあるものの、甘さも控えめ。甘いのも好きですが、お腹いっぱいになったあとはこっちのタイプの方が好み。
こちらで終了。
おかわりしようと思えばできたけど、余韻を残して終了しました。4回目ですが、今回も大満足。次は未踏の秋編を楽しみたい。



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