この函館旅行のメインといっても過言ではない、エノテカ・ラ・リコルマさんへ。

御翔印の回収もしつつ、本命はここ。
なんせ1日2組だけ。ホントは別のお店を予約しようと試みるも、タイミング合わず。念のためこちらも確認するかの感じで覗いて見るとまさかの空席あり。運がよかったとしか言いようがない。Tabelog Bronze、イタリアンEAST百名店という名店です。
ということでエノテカ・ラ・リコルマさんへ。
五稜郭駅からは少し離れていて、ホテルからタクシーで向かう。

焼杉ぽい黒壁の一軒家。はじめどこかわからんかった。トンネル状のアプローチに、シャンデリアの看板。完全に隠れ家。
いざ入店。


道南を中心とした北海道の食材に、イタリアの食材を少々。それを今の季節で組み上げるおまかせコース。

とりあえず一発目はビールで乾杯。奥は水のグラス。水も洒落ている。
函館産サクラマス 香味野菜のマリネ


一品目。修業先トスカーナはピサの郷土料理がベースらしい。蒸したマスに香味野菜を合わせる現地の料理を、進化させて表現したとのこと。


皮を外して香草パン粉をつけて焼き上げてあるので、マリネといっても火が入ってる。柑橘ぽい香味野菜のソースが効いてて、これがいきなりうまい。魚は自由市場「長谷商店」のもの。
いきなり激ウマ。香草パン粉とは思わず皮だと思って食べたので、こんな皮のサクラマスあるんやと思ってしまった。皮は皮で美味そうだけども。
ムラサキウニの冷製パスタ 自家製キタッラ

キタッラは、ギターみたいな専用の道具で打つアブルッツォ州の伝統パスタ。四角い断面が特徴。

そこにウニをひと房どん。冷製で、プリモオーリオの新鮮なオリーブオイルの香りがすっと立つ。ウニの甘みとオイルとパスタ、これは反則の組み合わせ。めちゃくちゃ旨い。雲丹そのものも旨いんだけど、キタッラもやばい。いきなりの今日一。


このタイミングでメニューを頂きました。何がでるか楽しみにしてほしいので、はじめは出さないスタイルとのこと。
パン 森町「おおば製パン」天然ルヴァン種酵母パン&自家製パン


パンも頂きます。ルヴァンと聞くとルヴァンカップを思い出してしまう民ですが、ここでパン登場。おおば製パンの方は酸味があって面白い。オリーブオイルと塩だけで、うまい。酒が進んでしまう魔力。

バターをつけて自家製パンの方を頂きます。バターが柔らかすぎて美味しんぼ42巻を思い出す。
函館産蝦夷あわび ケッパーと鮑出汁のソース

ちょい写真が暗くなってしまいましたが、お店の定番らしい蝦夷あわび。鮑の磯の香りを主役に、イタリアの塩ケッパーでアクセントをつけてある。鮑の食感も官能的で最高。

肝ぽい出汁のソースが濃くてうまい。函館の磯がそのまま皿に乗ってる感じ。絶対に残せないソース。パンで拭いながらも頂く。

ここでワインに切り替え。グラスワインで頂きました。甘味のないスッキリして飲みやすい。
厚沢部「ジェットファーム」アスパラのヴェルッタータ 温泉たまごとともに

春アスパラを色々な火入れでまるごと一皿に。ヴェルッタータはなめらかな濃度のあるスープ。イタリアのホワイトアスパラのミラネーゼをイメージしたんだとか。

余市「滝下農園」の温泉たまごとパルミジャーノの雪をのせて。アスパラの甘みを出すために、ほんのり温かい温度で出しているとのこと。
アスパラの甘味とパルミジャーノの塩味の調和。温玉の黄身が割っても見当たらず、ソースに溶けてたのかも。卵の甘味も感じました。
上磯の穴子のフリット 大根マリネ


コース表には無かったサプライズ的な一皿。薄切りの大根マリネを上に重ねて、穴子。下に揚げた上磯(地名、函館の左の半島の方ですね。函館と松前の間くらい)の穴子。フリットのサクッとした歯ごたえと穴子の旨み、そこにさっぱりした大根のマリネを一緒に食べると、口の中で最良のコントラストが産まれます。

松の実のアクセントもナイスです。即食。


ワインも切り替え。さきほどのとは変わって甘味がありながら最後に酸味が来る感じ。
本日のリゾット(とらふぐ)

道産ななつぼし米のリゾット。小ぶりだけど、米の存在感はしっかり。アルデンテの芯が残る一口。そこに本日はとらふぐが入ります。歓喜。とらふぐの旨みと何よりも食感が好みすぎて。

ちょっと、これも美味すぎるな。反則級。
スパゲッティ 活わたり蟹のトマトソース

活の渡り蟹をトマトソースで。

クリーミーな蟹のソースがスパゲッティにしっかり絡む。蟹の濃さがすごくて、これは白ワインが進む。
せたな町「ファームブレッスドウィンド」放牧黒豚肉のロースト

福永さんが営む「祝福された風」という自然放牧の黒豚牧場のお肉。肉汁と脂の甘みが出るようゆっくり丁寧に焼き上げたとのこと。
火入れはきれいなロゼ。これ火通ってるん?と思わず言いたくなるような。でもしっかり火は入っていて、豚の旨みが弾け飛ぶ。
うめぇぇぇえぇぇぇえ(最 ̄▽ ̄高)
自分史上、一番の豚肉料理。

イタリア産レンズ豆と豚出汁のソースで、脂の甘みがちゃんと立ってる。焼きアスパラを添えて。アスパラもうますぎ。
デザート または チーズ → チーズの盛り合わせ

最後はデザートかチーズの二択。今回はチーズをチョイス。欧米?ヨーロッパ?で食後にチーズと食べるのは知っていたけど、食べるのははじめて。

上から、七飯町「山田農場」の山羊ミルクチーズ、足寄「しあわせチーズ工房」の牛ミルクチーズ「幸」と「茂喜登牛」の2種。ライ麦パンと、余市「滝下農園」のアカシア蜂蜜で。
山羊のチーズはクセあるから苦手意識もありましたが、うまい。「幸」は蜂蜜につけながら頂きました。チーズに蜂蜜つけて食すのもはじめて体験だったかも。「茂喜登牛」は皮を剥いで頂くとのことだったので、剥ぎながら食べたけど、結果皮も食べてしまった。

〆はコーヒー。
函館テーラードコーヒー店の豆。すっきりとして美味しい。
ワインの話もしておくと、ここはリストが分厚すぎて全部は撮りきれなかった。とにかく多い。
惜しい点でも探そうかと思ったけど、見当たらん笑。それ以上にうますぎた。道南の食材がガッツリ使われるのも旅行者にとっては好感。口コミかなんかで、函館の海鮮料理1つ捨ててでも、ここに来るべきみたいなのは激しく同感しました。

さらに帰りしなにお土産まで頂いてしまった。この辺のホスピタリティもやばいな。
函館に行ったらまた絶対に行きたい。問題は1日2組の予約が取れるかどうか。そこだけ問題。
エノテカ・ラ・リコルマ
📍 北海道函館市富岡町2-33-12
🚃 五稜郭駅から約1.5km(レンタカー推奨)
⏰ 18時〜(HPで要確認)/不定休/完全予約制・1日2組
📞 0138-42-8303
💴 ¥15,000〜¥20,000台(おまかせコースのみ)

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